ストレイン・カウンターストレイン療法 クラニオ・セイクラル・セラピー

<<ストレイン・カウンターストレイン療法の理解にお薦めです!!>>
カウンターストレインの発見: 偶然から発見された治療法

ウンターストレイン療法の生みの親である、 ローレンス・H・ジョーンズ博士の話より
 

この新しい「痛みの治療法」の創案者として、私はずいぶん賞賛されてきた。だが実際の話、私がやったことと言えば、挫折と絶望、それだけだった。ただ患者がよく眠れるように、一緒になって、楽な姿勢を探しただけなのである。その驚異的な効果に、患者より、私のほうが、驚いた。想像もしていなかったことが起こり、我が目を疑った。まさかこんなことで、痛みが取れるなんて、夢にも思わなかったのである。
患者は自分からこう切り出した。「たぶん、夜よく眠れば先生の治療がよく効くようになると思います。毎晩15分おきに目が覚めてしまうのです。その度にらくな姿勢を探すのです。」
この時、私は藁をもつかむ思いだった。もうどんな治療でも、なんの治療でもやってやろうと覚悟していた。
私はこういう患者が簡単に睡眠薬のとりこになってしまうのをよく知っていた。腰痛の上に睡眠薬中毒という問題を抱えてしまうのだ。だから、よく眠れるように、一番楽な姿勢を探すのを手伝ったのである。

まず、患者をベッドに寝かし、いろいろな方向に動かしながら、痛みが強くなるか軽くなるかを聞いた。20分ほどやっていると、やっと楽な姿勢が見つかった。そのとき患者はひどく不格好で、見るからに窮屈そうだった。しかし、本人はその姿勢が一番楽だという。この4ヶ月の治療の中で、一番気持ちが良いというのだ。せっかく楽な姿勢が見つかったのだから、すぐ痛い姿勢に戻すのはしのびない。そこで、私は患者の体を椅子やクッションで支え、しばらくそのまま快感を味わっているように言った。そして、もう一人の患者の治療に向かった。

私が戻ってくると、患者はまだ気持ちが良いという。そこで、夜どうやってこの姿勢をつくったらいいかを二人で話し合った。
それから患者にベッドを降りるように言った。すると、痛みがないという!患者は4ヶ月ぶりにまっすぐ立つことができたのだ。しかも、ほとんどが痛みがない!あの窮屈な姿勢から戻っても痛みがないというのだ。私も患者も大喜びである。だが、あんなしつこい痛みが、たった一度の楽な姿勢で消えてしまうなんて、一体どうなっているんだ!きっと、楽な姿勢を取っている間に何かが起きたに違いない。4ヶ月間、3人の医者が手を尽くして、治療してきたのに、それよりもはるかに優れた治療効果があったなんて…しかもその効果が未だに持続しているのである。

その後、私の治療成績はぐんと上がり、治療の失敗は30%から5%ぐらいに激減した。これまで学んだどの治療法より効果がある。私はこの治療法の発展に生涯を捧げ、また医師や理学療法士たちにこの治療法を教えることに大きな喜びを感じている。カウンターストレインの発見、それは全くの偶然の出来事だった。私は運が良かった。ただそれだけのことである。

 
参考文献:
「Dr ジョーンズのストレイン・カウンターストレイン」®
Dr L.H.ジョーンズ,D.O./Dr E. ゲーリング,D.O.著/太田陽太郎訳
スカイイースト
A4判 164頁 12,381円
 


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